2017-11-24

サイバーセキュリティとAI

サイバーセキュリティへの機械学習は、おそらく1998年ごろから行われていたと思う。

例えば、Wenke Lee and Salvatore J. Stolfoの「Data Mining Approaches for Intrusion Detection」は、本当に何度も読み返した記憶がある。

http://www.usenix.net/legacy/publications/library/proceedings/sec98/full_papers/lee/lee.pdf

だから、「サイバーセキュリティとAI」なんて、10年以上前からやられていたと思うのだけど、ここ最近AIがバズワードになりつつあって、説明するように求められるのだけど、なかなか苦労する。

この論文「Outside the Closed World: On Using Machine Learning For Network Intrusion Detection」によくまとまっているけど、昔からの課題は、未だに解消していないように思うのだけど、そのことを素直に説明してもなかなか納得してもらえない。

https://www.icir.org/robin/papers/oakland10-ml.pdf

画像認識の分野でこれだけAIが成功しているのだから、セキュリティでも成功するだろうと考えるのは簡単だけど、まだまだ課題がありそう。

上の論文の課題を以下に書いておく。詳細な解説は、そのうち書くかも。


  1. Outlier Detection
  2. High Cost of Errors
  3. Semantic Gap
  4. Diversity of Network Traffic
  5. Difficulties with Evaluation




2017-10-28

iPhoneX

とりあえずiPhoneXを予約した。今日予約したらいつ届くのかな。

2017-08-23

全てを記録したい SNS世代にはとても必要。ウェアラブルカメラ「FrontRow」|ギズモード・ジャパン

久しぶりに更新。

このカメラ欲しいも。

なんか、自分は、ウェアラブルのタイムラプスカメラが欲しいのかもしれない。

どうしても決定版というのが出てない気がする。でも、なにが足りないのかよくわからない。

これも何かが足りない気がする。けど、欲しい。

http://www.gizmodo.jp/2017/08/sns-frontrow-wearable-camera.html

2017-06-02

この考え方好きだな。

http://hirokimochizuki.hatenablog.com/entry/you.didnt.build.that

https://www.youtube.com/watch?v=htX2usfqMEs

2017-05-26

仕事のスピード

最近、仕事のスピードを求められる。

個人がスピードをあげるには、習熟しかない上に、齢とともに衰えがあるので限界がある。

組織として、サービスとしてスピードをあげるには、分業と専業しかないわけで、専業によって習熟スピードをあげられる。

ただ、どのように分業するか、もしくは本当にその作業はスピードを上げる必要なのか、まで考えると、最適化はが難しい。


2017-05-15

Responsibility assignment matrix - Wikipedia

プロジェクトにおけるresponsible とaccountable のちがい。

accountable な人は、仕事ができたことを確認して仕事が終わる。お願いしただけでは終わりではない。

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Responsibility_assignment_matrix

2017-05-02

投資するなら 地方の元気企業がいい(藤野英人)|マネー研究所|NIKKEI STYLE

たまにはセキュリティ以外のネタ。

この記事によれば東京の企業は元気がないのか。

これは、因果関係があるのか、単なる相関なのか。

そして、少子高齢化のなか、今後もこの傾向は続くのか。

事実としては面白いけど、解釈は分かれそう。

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO14752030R30C17A3000000?channel=DF280120166569

2017-04-21

アビリーンのパラドックス

忖度がいきすぎるとアビリーンのパラドックスがおきるのではないかな。


それぞれが相手のことを思いやって、こうしたほうがよいと思って、行動を起こしているけど、結局だれも望まないものを一丸となって作っていたり

そんな風にならないように、ちゃんと確認しないといけない

2017-04-20

米Bose、利用者のリスニングデータ無断収集で訴えられる。無線ヘッドホン/スピーカー通じ、得た情報を転売か

リスニングデータは、音楽ならまだしも、通話などだとかなりきになるデータなので、無断収集があったなら、とても残念だな。

----
米Bose、利用者のリスニングデータ無断収集で訴えられる。無線ヘッドホン/スピーカー通じ、得た情報を転売か
// Engadget Japanese

米BoseがBluetoothヘッドホンと連携するアプリ「Bose Connect」を通じてユーザーがリスニングしている音声を収集、プライバシーを侵害しているとして、シカゴの地方裁判所に提訴されました。Boseは記事執筆時点で訴訟についてコメントしていません。 Bose ConnectアプリはQuietComfort 35やSoundLinkシリーズなど、対応するBleutoothヘッドホン/スピーカーの設定、操作やユーザー登録まで行えるアプリ。訴えによるとこのアプリが、音楽、ラジオ、ポッドキャストなど、ユーザーが何を聴いているのか、といった情報を無断でBoseへ送信し、さらに第三者に提供しているとのこと。 訴えを起こしたカイル・ザック氏は、これらデータはBoseにとって貴重なものかもしれないものの、それを販売するのはユーザーの同意なくそのユーザーのプライバシーを販売することになり、多くの連邦および州の法律に違反する行為であり「Boseが消費者のプライバシーを著しく軽視していることにほかならない」としました。ザック氏は、Bose Connect対応製品を購入したユーザーに対して数百万ドルの損害賠償を支払うよう求めています 人がヘッドホンやスピーカーを通じて聴く音楽やラジオ、その他音声はその人のもつ思想を大きく反映し、分析すれば宗教観や性的嗜好、健康状態までもが推測できるとされます。ましてハンズフリー機能を備える製品なら内蔵のマイクをモニタリングするだけでスマートフォンなどを通じた通話の内容も簡単に傍受できるはずです。 このところ、IoT関連製品やスマート機能を備えた既存の製品を通じたプライバシー侵害のケースが増加しています。この2月にはテレビメーカーのVisioがFTCの合意なくユーザーのテレビ視聴傾向を収集し分析していたことで220万ドルの和解金を支払いました。またアダルトグッズメーカーWe-Vibeはユーザーの「非常にセンシティブな情報」を密かに収集していたことがばれ、集団訴訟に発展していました。 ユーザーの住所、年齢、性別、趣味、嗜好が貴重なマーケティングデータになるということはわかるものの、それが同時にユーザーのプライバシーであることを忘れてしまってはいけません。 Boseはまだ訴えに対してリアクションをとっていないため、これを認めるのかどうかはまだわかりません。ただ、Bose製品ユーザーやこれから購入を考えている人にとっては少々気になる話です。 ちなみに、Bose Connectアプリに対応するBose製品は下のとおり QuietComfort 35、SoundSport wireless、SoundSport Pulse wireless、QuietControl 30、SoundLink wireless II headphones、SoundLink Color II、SoundLink Revolve、SoundLink Revolve+
----

Read in my feedly

2017-04-09

That ‘iPhone Wi-Fi bug’ isn’t just for Apple users – here’s a rundown – Naked Security

先日のWiFiのバグは早速iphoneのアップデートが出ているみたい。iphoneユーザーは早急に適応した方が良いですね。ファイルサイズも大したことたいみたいだし、セルラーでアップデートしてもいいかも。

https://nakedsecurity.sophos.com/2017/04/07/that-iphone-wi-fi-bug-isnt-just-for-apple-users-heres-a-rundown/

2017-04-07

後ろ向き

仕事をしていると、後ろ向きなことをする人に出会うことがあるけど、後ろ向きなひとの後ろ向きは前向きだから、どっちが前なのかは、相対的なものかなと思ったりする。結局方向を合わせるのが大事なのかな。


Millions Of Smartphones Using Broadcom Wi-Fi Chip Can Be Hacked Over-the-Air

これはちょっとインパクト大きいな。チップに感染したあと、さらにosまで行くと、取り返しのつかないマルウェアになりそう。各社の対策が待たれる。

----
Millions Of Smartphones Using Broadcom Wi-Fi Chip Can Be Hacked Over-the-Air
// The Hacker News

Millions of smartphones and smart gadgets, including Apple iOS and many Android handsets from various manufacturers, equipped with Broadcom Wifi chips are vulnerable to over-the-air hijacking without any user interaction. Just yesterday, Apple rushed out an emergency iOS 10.3.1 patch update to address a serious bug that could allow an attacker within same Wifi network to remotely execute

----

Read in my feedly

=?cp932?Q?No_More_Ransom_=81\_15_New_Ransomware_Decryption_Tools?= =?cp932?Q?_Available_for_Free?=

この取り組みは面白そうかも。

----
No More Ransom — 15 New Ransomware Decryption Tools Available for Free
// The Hacker News

No More Ransom, so is the Ransomware Threat. Launched less than a year ago, the No More Ransom (NMR) project has increased its capacity with new partners and new decryption tools added to its now global campaign to combat Ransomware. Started as a joint initiative by Europol, the Dutch National Police, Intel Security and Kaspersky Lab, No More Ransom is an anti-ransomware cross-industry

----

Read in my feedly

2017-03-09

兵站

どんなにいい研究会者を何人そろえても、いい研究はできないなと思う時がある。研究にもマネジメントが必要だし、兵站を考えないと、持続的な成果を出せない。

2017-02-24

SHA-1 Collision Found [feedly]

SHAがついに衝突を見つけられたのか。Googleはアカデミックこともやるんだな。計算機はどれくらい必要だったんだろ。元の文書を読めと言われそうだ。。。

----
SHA-1 Collision Found
// Schneier on Security

The first collision in the SHA-1 hash function has been found.

This is not a surprise. We've all expected this for over a decade, watching computing power increase. This is why NIST standardized SHA-3 in 2012.


----

Shared via my feedly newsfeed

2017-02-22

働き方改革

働き方改革の話をしたら、残業ができなくなるから、仕事の量を減らすしかないという話を聞いた。

働き方改革なんだから、時間を短くするのではなくて、働く時のやり方を変えるべきなのではないかと思った。

長時間働くことだできなくなったから、短時間でも同じだけの成果を出せるような方法に革新的に変えるから改革だと思う。

単純に時間を短くするだけなら、改革じゃなくて、むしろ保守的なんじゃないかな。

せっかくこういう新しい契機があるのだから、それを利用して新しいこと方がよっぽど建設的だよね。




2017-01-27

セキュリティ研究における倫理

セキュリティ研究では、その倫理感が問われることが多い。例えば、社会実験であっても、人を騙して騙されやすさを確かめることは、例え種明かししても是非を問われるだろう。

倫理感におけるガイドラインとかルールとか法律は、前例をもって規則にするところがあるので、常に新しいことを求められる研究の分野は、前例がないことが多いのでジレンマに陥る。

研究者としては、最低限ガイドラインを守りつつ、なるべく新規性のある研究をしたいのでどのように取り組むべきか悩ましい。

実際のところグレーゾーンの中で、法律に抵触して社会から退場させられた研究者がいる一方、ほとんど違法な研究をしても新たにできたガイドラインで認められてしまう研究者もいる。

もし未知の事例に踏み込むならば、ガイドラインで認められたような事例を研究して、肯定的に捉えられるやり方を体得していきたいもの。

セキュリティ警告の伝え方

ある組織に対してセキュリティ警告とか脆弱性報告をする時は、かなり慎重にするべきというのは昔からある話。

特に気にするべきは、事実と推測の区別。推測の確度を示すべきである。

あなたのネットワークに、サービスにセキュリティ的な問題があると言っても、脆弱性があるのか、ある可能性があるのか、その可能性が高いのか低いのかを伝えるのが必要。

また、脆弱性とは別に、被害が出ているのか出ていないのかもまた重要。脆弱性は確認できていないけど、情報が漏れている可能性が高いとか、実際サービスが止まっているとか、踏み台にされているとかという話もある。

また、一見踏み台にされていそうでも、たまたま反射してきたパケットだとか、擬装パケットが踏み台のように見える可能性もある。

こういう情報は共有すべきだけど、断定的に確定的に伝えるのむしろ混乱を招く。特にマスコミ、ニュース、通報者は注意が必要なので、専門家のチェックが必要。

とあるサービスからパケットが飛んできたとしても、そのサービスがセキュリティ的な問題を抱えているかどうか確定できない。

ポートが開いていたとしても、脆弱性があるわけでも、実際に乗っ取られたわけではない。

世間でどんなにそんな事象が多く報告されていたとしても、あくまで推測の域をでない。

また、不正アクセス禁止法のせいで実際に浸入して確認できないのも事象。

だけど、だからこそ、疑わしきを罰するような報道、報告の仕方はやめたほうがよくて、正確に伝えるべき。

セキュリティコミュニティには、高名を急ぐあまり、拙速な公表があるように思う。いつでも、冷静なももの味方が必要。

セキュリティ情報を共有することはとても大切なのだけど、伝えるときの、伝え方がとても大切だと思う。

2017-01-17

ZGrab – Application Layer Scanner For ZMap [feedly]

便利そうなツール。悪用は禁止。

というより悪用されることを前提に備えるべしですね。

----
ZGrab – Application Layer Scanner For ZMap
// Darknet – The Darkside

ZGrab is a Go-based application layer scanner that operates with ZMap and supports multiple protocols and services including TLS, IMAP, SMTP, POP3 etc. It also stores TLS version and can detect Heartbleed. Building You will need to have a valid $GOPATH set up, for more information about $GOPATH, see https://golang.org/doc/code.html. Once you have...

Read the full post at darknet.org.uk

----

Shared via my feedly newsfeed

2017-01-15

仕切りや壁がないオープンプランのオフィスで働くと不満レベルが最大に - GIGAZINE

オフィスの効率の話。

これはすごくわかるかも。机を並べてしまうと、隣の話が否応なく聞こえて来て、集中力を途切れさせられる。

机を並べるのは情報共有とか、親睦とか意味があるのだろうけど、それはそれで別の手段を取れば良いと思う。

ただ、完全な遠隔になってしまうと、突然顔を合わせて打ち合わせしたくなった時にできないので効率が悪くなる。

いまだに顔を合わす打ち合わせに勝る効率の良いコミュニケーション方法がないように思う。空気を共にするということの情報量は、格段に違う。

だからこそ非同期でできる仕事は、離れてやるべきなのだと思う。

ICT化が進むこの時代に、ICTの特性を理解した上で、それをうまく使いこなす。もしくは、それに使わせて翻弄されないようにしたい。


https://www.google.co.jp/amp/gigazine.net/amp/20130919-open-plan-office?client=safari

研究職のやりがいの搾取

逃げ恋の最終回、やりがいの搾取という言葉が出て来た。

社会のためになることとか、自分が好きなこととか、やりがいがある仕事というのがいくつかある。

やりがいがある仕事につくと、報酬が少なくても仕事をしたり、時間外で仕事のために勉強したりする。

企業において研究職には、そういうところがあって、出世とか報酬とか無縁だが、やりがいを見つける人がいる。

ただ、やりがいがあるからといって、企業はそれに甘えすぎたり、利用するのはよくない。それは、やりがいにつけこんだ、やりがいの搾取であるというのが、ドラマのながれ。

企業の研究職も同様で、研究職がやりがいがある前提で、勉強や努力を当たり前に強いるのはできない。

この修身雇用がなくなっている時代に、企業の研究職ならいつまででも研究ができる立場を保証しないのだから、研究もシステマティックに組織だってやるべきで、ボランティア前提にしていないか、やりがいを搾取していないか、再度確認した方が良いかもしれない。

なんてことをドラマの最終回に考えた。

逃げ恋はコミックが面白かったけど、ドラマの脚本も社会問題を取り上げていて、面白かったな。

電源がソーラーで遠方へ長期間放置できるタイムラプスカメラEnlapsのTikeeは、編集制作環境もWeb上に提供 [feedly]

これ欲しいかも。

----
電源がソーラーで遠方へ長期間放置できるタイムラプスカメラEnlapsのTikeeは、編集制作環境もWeb上に提供
// TechCrunch Japan

tikee

タイムラプス写真は楽しいけど難しい。長時間や長期間のプロジェクトでは、カメラの電源供給が問題になる。現場から写真をこっちへ送らせたいなら、データ通信のセットアップが必要だ。でもEnlapsを使えば、すべての苦労が消える。同社は最近Indiegogoのキャンペーンに成功して、そのTikeeと名付けたカメラのために25万ドルを獲得した。

Tikeeには二つのタイプがある。ふつう版も電源はソーラーで、二つのレンズで220度の超ワイドを捉える。Wi-Fiもある。もうひとつのTikee Proには4Gもあり、GPSもある。4Gなら遠くから画像を送らせることができる。ただし野外ならもちろん、雨風に強いセットアップが必要だ。

写真を撮ってタイムラプスのビデオを作るだけでなく、Enlaps社が提供しているインフラ的プラットホームを利用して、タイムラプスビデオの組み立てや編集もできる(下図)。

The Enlaps editing suite

Enlapsの編集ツール

ぼく自身がかなりのタイムラプス・マニアだから、Enlapsみたいな企業がこれまでなかったことの方が、むしろ意外だ。断片的なサービスやツールはこれまでもあったと思うが、タイムラプス写真を制作する全ワークフローを一つの過程へと統合化したサービスは、これまで誰も発想しなかった。だから、Enlapsはとっても頭がいい。

発売はニ機種とも4月で、ふつう版が750ドル、Proが900ドルだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


----

Shared via my feedly newsfeed